ねりBlog

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2020年3月23日
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「れんたろう」か「ねりたろう」か、練太郎の読み方問題

「あわとり練太郎」の「練太郎」は「れんたろう」なのか、それとも「ねりたろう」なのか。 実はこれはお客様からよく聞かれる質問なのです。時にはその質問を聞くためだけに弊社宛てにお電話をいただくこともあります。「社内で議論になったものですから」という言葉をお聞きする度に、心苦しいやら嬉しいやら・・・。今回はそんな悩めるお客様方を救済すべく、練太郎の読み方問題を取り上げてみたいと思います。皆様の心が少しでもすっきりしますように。

みなさまの関心を引く「練太郎」の読み方問題

ネーミングの経緯

ARE-310 あわとり練太郎

「あわとり練太郎」のネーミングについては、「覚えやすくて、一度聞いたら忘れないね」、「親しみやすい名前ですね」「練太郎くんと呼んでかわいがっています」等の言葉をいただくことが多く、大変嬉しく思っております。先日も、沢山の装置が並ぶある研究所の実験室を訪問した際、秘書の方が、「色々なメーカーさんの機械があって覚えきれないのですが、あわとり練太郎だけは名前がユニークなので覚えています。」とおっしゃっていただき、感激しました。

そんな「あわとり練太郎」のネーミングはどのように決まったのでしょうか。 最初は社内でアイデアを募りました。集まったアイデアは力作揃いでしたが、いまひとつ決め手に欠ける。そこで社長の石井が自慢の感性を頼りに一晩で考えついたのが「あわとり練太郎」でした。読み方は「あわとりれんたろう」でした。「あわとり練太郎」の型式は、「ARE-310」や「ARV-310」など、頭に「AR」が付いていますが、Aは「あわとり」、Rは「れんたろう」の頭文字から取っています。(参考までに、AREのEはEvolution(進化)のE、ARVのVはVacuum(真空)のVです)。

「あわとり練太郎」は、名前が機能を表している上に親しみやすいということで、その後すっかり評判になりました。

しかし、その後、「なんこう練太郎」という、調剤薬局さんで軟膏を混練する専用機種が登場した際、薬剤師さんは軟膏を「練る(ねる)」という言葉を多用されることから、ほとんどの方が「なんこうねりたろう」とお呼びくださるようになりました。

NRE-250 なんこう練太郎

商標について

商標としてはどうなっているのでしょう。 1995年、「あわとり練太郎」のネーミングを冠した初号機が世に出た時、「あわとり」は問題なかったのですが、「練太郎(れんたろう)」というワードが某家電メーカーの洗濯機部門から登録されていることが判明しました。 従って、弊社は商標として登録することができず、数年後に「あわとりねり太郎」で登録をしたのでした(薬剤師の皆さんは実は正しかったのです!)。しかし社内では「れんたろう」に慣れ親しんでおりましたから、呼び方はもっぱら「れんたろう」で通しておりました。

その後、「練太郎」の登録が可能な状況となり、2007年に「あわとり練太郎」、2008年に「練太郎」および「なんこう練太郎」が商標登録されるに至りました。これにより、商標登録上、「れんたろう」、「ねりたろう」のどちらの読み方でも可能となりました。

まとめ

上記のとおり、結論としては、読み方のオリジナルは「れんたろう」だけれども、「れんたろう」でも「ねりたろう」でも間違いではない、ということになります。敢えてよみ仮名をふっていないのはそういう理由によります。

さて、みなさまの疑問は解決したでしょうか?今後とも、「あわとり練太郎」「なんこう練太郎」をよろしくお願いします。「はんだ練太郎」もあります(笑)。

最近では、太郎つながりで、「粉砕ナノ太郎」、「分散ナノ太郎」という仲間も増えました。併せてよろしくお願い致します。

SR-500 はんだ練太郎

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