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「30年前のミキサー、今でも大切に使っています。」

2018/04/25

インタビュー

「30年前のミキサー、今でも大切に使っています。」

虫歯の治療で、歯型を取ってもらった経験がある方も多いのではないかと思います。あの、口の中に入った時の冷たくやわらかいペースト状のものをアルギン酸といい、数分で固まることにより歯の印象を取ります。
シンキーの自転・公転ミキサーの原点は、このアルギン酸を練和するために開発されました。東京歯材社様向けOEM製品として製造された「レボリューション」というシリーズです。

あれから30年弱。先日修理に関するお問い合わせがあったことで、二代目モデル「レボリューションⅡ」(1990年発売)が今も現役として活躍していることが判明し、シンキー社内がざわつきました。そこで今回は、この「レボリューションⅡ」を長きにわたりご愛用いただいているお客様の声を、是非ご紹介したいという事になり、ユーザーの吉田歯科の吉田先生にお話を伺ってきました。

 

1.レボリューションⅡが今も活躍していたとは。

平成3年発売のレボリューション2

私が歯科医院を開業したのは、平成3年のことでした。今から27年前のことです。この器械は開業直後から利用していますが、どうやって出会ったのかを、はっきり覚えていないのです。大学院時代の流れで歯科理工懇談会という集まりがありまして、そこで歯科関連機器の業者さんから紹介されたのかもしれません。

私は開業医ですが、大学院で歯科理工学を専攻していました。歯科理工学は、歯科医学の中で使用される材料や器械を研究する分野なのですが、そこでセラミックスの研究をしていました。

みなさんも歯の治療時に、いろいろな練り物を見たことがあるかもしれません。とにかく混ぜるということをよくやっています。
レボリューションⅡは、アルジネート(アルギン酸)の練和専門で使っています。歯科衛生士さんで熟練されている方は、これを手練和で非常に見事に練られます。スピードも大切ですが、歯の型を取るわけですから、気泡が入ってもいけません。たまに大学病院などを訪れる時に見せてもらうことがあるのですが、思わず感心して見入ってしまうほどです。
レボリューションⅡは、この職人技をさっとできてしまうのがいいですね。羽がないのに混ぜられるというのがアルジネートの練和に適しているのでしょう。

2.長持ちの理由は

練和機は、容器を回転させることで粉と液体を混和させる器械ですが、ただ回転するだけでは、練和する重量差によって回転バランスがうまくとれません。
しかしこの器械は、回転するベース重量がかなりあり、多少の混合物の重量差は問題にならず、スムーズに回転します。複雑な重量バランス調整機構などついていないのです。これが長く使用できる理由だと思います。
1日に何十回も回すわけではない、という点も大きいかと思いますが。
この器械もたまに中を開けて掃除したりして、大切に使ってきました。制御基板も生きていますし、まだまだ元気です。使い続けますよ。

ただ今回は、ベルトが切れてしまい、見てみたらOリングだったので、自分で買ってきてつけてみたのですがサイズが合いませんでした。それでもあきらめられずに今度はバンコードを溶着してみたところ、また動き出したので安心していたのですが、10回ほど使った時点でまた切れてしまいました。さすがにこれはダメだと思い、販売元に連絡してみたのです。まさかそれがメーカーからのインタビューにつながるとは思いませんでしたが(笑)

3.歯科医としてのこだわり

材料学をやっていたからでしょうか、いろいろな材料と器械の組み合わせや、それらの使い分けにはこだわりがあります。材料のことが分かっていないとうまくいかないことは、いろいろあります。今も歯科診療の傍ら、東京歯科大学と松本歯科大学で非常勤講師として実習の指導や講義を担当しています。これから歯科医になる若い人たちにもこういうことをしっかり学んで行って欲しいと思っています。

今、治療を通して歯科材料や器械に対して、「ここがこうであればいいのに」と考えることもたくさんあります。歯科医としては、材料の持つ性能を最大限に出してあげたいので、装置や器械にはいろいろな工夫がもっとあればいいと思いますし、使いやすさをもっと追究してもらいたい器械などもあります。様々な経験から感じていることがたくさんあるので、その話も良かったら聞いてもらい製品づくりに役立ててもらえるといいと思っています。

アルジネートで取った歯の印象

4.子供の頃からの習慣でつい・・・

本来は、診療用の器械が壊れれば、PL法の問題などがありますので、専門の業者さんにお任せしています。しかし時には、古いのでもうパーツがないとか、メンテナンスできないとか、修理を断られてしまうこともあります。そのような場合には、チェアー(診療台)やオート・クレープなど、アナログ的なものであれば、何とか自分で直してしまいます。

若い頃、空冷ワーゲンに乗っていて、オイル漏れが激しくなり、自分でオーバーホールしたことがあります。エンジンを脱着し、ついでに排気量も上げてしまいました。エンジンが始動した時の感激は、今でも忘れられません。
このような経験から、つい自分で直してみたくなるのかもしれません。

ただ、最近のCT、デジタル・レントゲンなどは手も足も出ませんね。
デジタル化の波は、歯科業界にも押し寄せています。印象材を使わない印象、鋳造しない補綴物です。口腔内をぺンタイプのハンドピースで光学印象してCAD/CAMで作製という形態が出てきています。

イギリスの車 MG TF

車にも興味があります。イギリスのMG TFという車があるのですが、もうずいぶん前に、ある俳優さんがその車を手放すようだという噂を聞きつけて、直接ご本人に連絡して譲り受けました。譲り受けの条件としては、乗れるように直して動いているところを見せてくれというお話で、それができるならタダであげましょうということでした。まだそのお約束は果たせていません。残念です。この車は1954年式なのですが、補修パーツがネジ1本に至るまで現在の国産車のパーツとそう変わらない価格で手に入ります。文化の差を感じます。
私の人生も残りの年月を数える状況になりつつありまして、そろそろ急がないと乗れないぞ、と焦っております。

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