撹拌機・脱泡機なら自転・公転ミキサーのシンキー

導入事例

気泡除去により測定精度が向上

お客さまのお悩み

高透明度の3Dプリンタ用シリコーンの脱泡

シリコーン製人工臓器を3Dプリンタで作製し、この人工臓器・血管を使って実際の臓器での血流を確認して、外科手術の精度を上げる研究を行っています。その際、内部構造をはっきりと確認できるよう、透明度の高いシリコーンで作製する必要があります。

従来は、3Dプリンタ用のシリコーンを真空チャンバーに入れ、脱泡をしていました。ところが、真空チャンバーではシリコーンの噴き上げの問題から、作業に時間がかかっていました。これを打破するための新たな方法を模索していました。

また、出来上がった人工臓器を評価・観察してみると、レーザー光が臓器内部で散乱してしまい、測定精度が著しく悪くなり、客観的な評価ができないという問題も抱えていました。

シンキーと解決

真空ミキサーでサブミクロンレベルの泡まで除去

手間や時間をかけずに理想的な人工臓器が作製できないか、と悩みながらネットで調べていたところ、シンキーの「あわとり練太郎」にたどり着きました。まずはデモ機を借りて、試してみることにしました。

サブミクロンレベルの気泡も除去できるとのことで、真空タイプの「あわとり練太郎」ARV-310で調製してみました。
すると、従来の脱泡に比べ、シリコーンの透明度が格段に上がっているように見えました。早速、そのシリコーンを使用して3Dプリンタで人工臓器を試作してみたところ、レーザー光の散乱が格段に低減され、高透明度の人工臓器が作製できました。

実際に本研究に関わっている研究員30名程度ですが、ARV-310を導入後、ほぼ毎日使用しています。混雑していると3~4人待ちの時もあります。
「あわとり練太郎」で高品質の人工臓器を作成し続け、本研究・開発が今後、より多くの患者さんに貢献できるものになればと考えています。

・お客様の了解を得て掲載しています。

導入いただいた自転・公転真空ミキサー

低粘度~高粘度材料の撹拌とサブミクロンレベルの脱泡。タッチパネルや通信機能を搭載した自転・公転真空ミキサー

あわとり練太郎 ARV-310P

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